子供の成長や引越しでベッドを処分する機会が10年に1回は訪れます。処分頻度が少ないので、どこに問い合わせたらよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
品川区ではベッドは一般ごみとして処分できないので、処分方法が異なります。
この記事を読むと、品川区でのベッドの正しい処分方法が分かり、すっきりと処分できます。
目次
品川区でベッド・マットレスは粗大ゴミで処分

品川区でベッド・マットレスは粗大ゴミに分類されます。
1辺の長さが30cmを超えるゴミを粗大ゴミとしており、ベビーベッドでも1辺の長さは30cm以上あるので粗大ゴミに分類されます。
足つきマットレス以外はベッドとマットレスは別の品目として扱われるので、それぞれに処分手数料がかかります。
参考:【ベッドの標準サイズ】
・シングル 幅97cm×長さ205cm
・セミダブル 幅120cm×長さ205cm
・ダブル 幅140cm×長さ195cm
・クイーン 幅160cm(80cm×2)×長さ205cm
・キング 幅180cm(90cm×2)×長さ225cm
・ロング 97~180cm×長さ217cm
品川区でベッド・マットレスを処分する方法
品川区でベッド・マットレスを処分する方法をご紹介します。値段や手軽さから比較してみましょう。
品川区の戸別収集でベッド・マットレスを処分する
手順

1.収集申し込み
品川区粗大ごみ受付センターに粗大ゴミの収集予約をします。
電話かインターネットの2通りから申し込めますが、2020年10月27日現在新型コロナウイルスの影響を受け、オペレーター人数を減らして対応しているため、電話が繋がりにくい状況が続いています。
月曜日や祝日の次の日の午前中は特に繋がりにくいです。
インターネットは24時間申し込み受付をしているので、相談などがなければインターネットから申し込んだ方がスムーズです。
【インターネット受付】
| 名称 | 品川区粗大ごみ受付センター |
| URL | https://www2.sodai-web.jp/shinagawa/index.html |
| 受付時間 | 24時間 |
【電話受付】
| 名称 | 品川区粗大ごみ受付センター |
| 電話番号 | 03-5715-1122 |
| 受付日時 | 月~土曜日(祝日含む) 午前8時~午後9時 ※日曜日および12月29日~1月3日はお休みです。 |
2.粗大ごみ処理券の購入
処分したいベッドの処理手数料分の粗大ごみ処理券を購入します。
「品川区有料粗大ごみ処理券」を区内の「品川区有料粗大ごみ処理券取扱店」の掲示のある商店・コンビニ・スーパー等で購入します。
購入した粗大ごみ処理券には「氏名(集合住宅の場合は部屋番号も)」または「受付番号」と「収集予定日」を記入し、ベッドやマットレスのよく見える位置に貼ります。
誤収集と粗大ごみ処理券の盗難を防ぐために氏名又は受付番号は必ず記入しましょう。

3.収集日に集積所に出す
予約した収集日の朝8時までに粗大ごみ処理券を貼ったベッド、マットレスを集積所に出します。
集積所は地域や建物によって異なるので、事前にマンション管理会社に確認します。一般的に戸建ての場合は玄関先や敷地の入り口等わかりやすい場所に出し、マンションなど集合住宅の場合は1階のエントランス付近まで運びます。
料金

ベッドとマットレスの料金はサイズと材質によって異なり、以下のようになります。
粗大ごみ処理手数料は粗大ゴミ処理券を購入して納付します。
ベッド料金表
| シングル | 1000円 |
| セミダブル | 1400円 |
| ダブル | 1800円 |
| パイプベッド | 600円 |
| ベビーベッド | 600円 |
マットレス料金表
| ベッドマット | 1000円 |
| ベビーベッド用マット | 300円 |
粗大ごみの運び出しサービス
室内から集積所まで運び出すのが難しい方の中で65歳以上の方や体に障害のある方のみで構成されており、周囲の協力が得られない方に対し「運び出し収集」を行っています。
電話でのみ受け付けているので、収集申し込みを電話で行う際に運び出し収集を利用したい旨を伝えます。
品川区粗大ごみ受付センター 電話番号:03-5715-1122
品川区でベッド・マットレスを持ち込み処分する

ベッド・マットレスは品川区での収集を利用する他に、品川区資源化センターに持ち込み処分することもできます。処理手数料が戸別収集の半額になるので、品川区で最も安く処分できる方法です。
手順
1.持ち込み予約をする
持ち込み処分の場合も戸別収集と同様に粗大ごみ受付センターへ電話かインターネットから収集予約をします。
【インターネット受付】
| 名称 | 品川区粗大ごみ受付センター |
| URL | https://www2.sodai-web.jp/shinagawa/index.html |
| 受付時間 | 24時間 |
【電話受付】
| 名称 | 品川区粗大ごみ受付センター |
| 電話番号 | 03-5715-1122 |
| 受付日時 | 月~土曜日(祝日含む)、午前8時~午後9時 ※日曜日および12月29日~1月3日はお休みです。 |
2.粗大ごみ処理券を購入する
ベッド、マットレスの持ち込み処分手数料分の粗大ごみ処理券をコンビニやスーパーで購入します。
料金は戸別収集時の半額です。
3.持ち込み処分する
指定持ち込み日に粗大ごみ処理券を貼ったベッドやマットレスを品川区資源化センターに持ち込み処分します。
持ち込みできるのは申込者本人だけで、運搬業者や代理者は持ち込みできません。
受付では本人確認がありますので、運転免許証や保険証など氏名と住所が確認できるものを持参します。
料金
ベッド料金表
| シングル | 500円 |
| セミダブル | 700円 |
| ダブル | 900円 |
| パイプベッド | 300円 |
| ベビーベッド | 300円 |
マットレス料金表
| ベッドマット | 500円 |
| ベビーベッド用マット | 200円 |
持ち込み可能な施設
| 名称 | 品川区資源化センター |
| 住所 | 品川区八潮1-4-1 |
| 電話番号 | 03-6410-8320 |
| 持ち込み日 | 申し込み時に指定された日曜日 |
| 持ち込み時間 | 午前9時~午後4時 |

品川区で不用品を委託販売する

品川区の協力を受けてNPO法人「エコタウンしながわ」がリサイクルショップ「リボン」を運営しており、18才以上の方なら不用となったものを出品することができます。
まず、電話で予約し案内された日時に不用品を持ち込みます。一人1回20点まで。上限価格は1点につき3万円です。出品時に1点につき100円~500円の手数料が必要です。
4週間展示した後、売れた商品は42%の販売手数料を差し引き精算されます。
特にベビーベッドは需要が高く人気があるため、ベビーベッドの処分を考えている方は出品を検討してみると良いでしょう。
| 店名 | リサイクルショップ「リボン」大井町店 |
| 住所 | 品川区広町2-1-36第三庁舎2階 |
| 電話番号 | 03-5742-6933 |
| 開店時間 | 午前10時~午後5時30分 |
| 定休日 | 毎週土曜日、12月30日~1月4日、お盆(8月) |
不用品回収業者に引き取ってもらう
引っ越しまで時間がなく時間をかけずに処分したい方、車がなくて処分場まで運べない方、ベッドが2階にあり、外まで運び出しが出来ない方などベッドの処分に困っている方は不用品回収業者を利用するのが便利です。
搬出から回収、処分まですべて業者にお任せできます。費用はかかりますが、自分で運ぶ手間や労力を考えるとおすすめの方法です。
料金目安
品川区を対応エリアにした不用品回収業者が60社以上あり、価格競争が激しい地域です。
ベッドの回収価格は
シングル:¥5,000~
セミダブル:¥7,000~
ダブル:¥9,000~
で上記の金額に出張料金3000円が加算されます。また、家の状況によって作業料金が加算される場合もあります。
例えば階段がないアパートの3階から搬出する場合と、戸建ての一階から搬出する場合では価格が3,000円以上変わることもあります。
このように価格差が大きいので安くしたい時は相見積もりを最低でも3社は取り、料金やサービス内容を比べることが大切です。
品川区でベッドを買取

品川区にはベッドの買取を行っている不用品回収業者もあります。
買取対象になるベッドはブランド品で状態が良いものに限られます。
例えば、シモンズやフランスベッド、カッシーナ、テンピュールは中古品であっても買い取られています。
買取後はリサイクルショップの店頭に並びますので、次に購入する方が購入の目安にするのは状態の良さです。買取り業者も高く売れるベッドは欲しいと思っていますので、査定員が来る前には掃除やメンテナンスをすると高く買い取ってもらえる効果があります。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者は慎重に選びましょう。不用品回収を無料で行う、と謳っていながら交通費やトラック走行費用を請求するトラブルが多数発生しています。
このような悪徳な業者にひっかからないために、口コミを参考にすることも有効です。ベッドを回収するには自治体や公安委員会から「一般廃棄物運搬業許可」「産業廃棄物収取運搬許可」「古物商許可」を取得している不用品回収業者を選びましょう。
ベッドを売って処分する
リサイクルショップでベッドを売って処分する方法もあります。
マットレスの衛生的な問題や、売り場の場所をとるため買取と同様にブランドのベッドで状態が良いものは需要があります。
また、ベビーベッドは一定の需要があり、500円~1000円くらいで買い取られることが多いです。
リサイクルショップで出張料金のみで引き取ってくれるの場合もあるので、一度リサイクルショップに問い合わせしてみるのもいいでしょう。
フリマアプリやネットオークションでベッドを売る
リサイクルショップで買取が付かない場合でも、フリマアプリやネットオークションで売れる場合があります。シモンズの高級ベッドは70,000円、無印の足つきマットレスは1500円というの取引履歴もあります。
ただし送料が10,000円以上になることも多いので、着払いか引き取りに来てもらうなど送料は事前に交渉します。
品川区でベッド・マットレスを無料処分する方法
品川区ではベッドやマットレスを30cm未満に解体し、可燃ごみもしくは不燃ごみとして処分することは禁止されていませんが、明らかにベッドだとわかるようなものは引き取りされない場合もあります。解体する際にケガの危険もあり、時間と手間を考えるとおすすめできない方法です。無料で処分することは難しいです。
リサイクルショップやフリマアプリなどでベッドを売り、買取金額が回収費用や送料を上回れば実質無料で処分することは可能です。
品川区でベッドを処分する方法のまとめ
品川区でベッド、マットレスを処分する方法をご紹介しました。
安く処分したい時は品川区の自治体で行う戸別収集や持ち込み処分を利用すると1000円前後で処分できますが、申し込みから収集日までは3週間程度時間がかかります。
処分期日まで時間がない方は不用品回収業者を利用すると、最も早くて電話をかけたその日に、遅くても1週間以内に引き取りに来てくれます。自身で室内からベッドやマットレスを運び出せない方やベッド以外にも回収してほしい粗大ゴミがある方におすすめです。


コメント